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当センターは、岐阜県産農畜産物の安全性の確保、安心感の向上及び県民の健康増進に関し必要な、下記の分析、調査、研究及び啓発等の業務を行い、もって県内農畜産業の健全な発展に寄与します。
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残留農薬分析業務 |
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岐阜県内産農産物等を対象に、多成分一斉分析や単成分分析を行います。
<一斉分析標準250>
岐阜県内で使用される農薬を広くカバーする形で250項目以上の農薬を分析結果報告の対象としています。有機溶媒で抽出し、分析装置に GC-MS/MSとLC-MS/MSを併用します。
※当センターでは、県内農業生産者の出荷前自主検査に対応するため、迅速で精度の高い残留農薬分析を実施しています。
<一斉分析簡易170>
一斉分析標準250のうちLC-MS/MSで測定している成分に絞ったコースです。ぎふクリーン農業制度の新規登録や登録更新時に必要な、150項目以上の一斉分析に対応しています。
<単成分分析>
公定法に準じて個別に残留農薬分析します。
多成分一斉分析結果に応じての再検査や、あらかじめ調べたい農薬が限定される場合などにご利用下さい。
<環境農薬分析>
環境基準等のある農薬(水で51項目、土壌で3項目)を個別に分析し、その結果について計量法に基づく計量証明書を発行します。 |
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土壌中の肥料成分分析業務 |
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SPAD開発機器(SFP-3)による土壌中の肥料成分分析を実施しています。
分析結果については、計量証明書を発行します。
分析結果をもとに土作りをされる際には、お近くのJAや農林事務所農業普及課とよく相談なさって下さい。 |
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米食味分析業務 |
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サタケ式食味計及び米粒測定器により、食味関係5項目と米粒関係6項目の計11項目をセットで分析いたします。
※もち米、赤米などの有色米や粒径の大きい品種(「いのちの壱」など)及び低アミロース米(「ミルキークイーン」など)は分析できません。 |
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その他分析業務 |
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<かび毒分析>
麦類の赤カビで問題となるデオキシニバレノール、ニバレノール、輸入農産物や飼料作物で問題となるアフラトキシンやゼアラレノンといった毒性の高いカビ毒についてそれぞれ個別に分析します。
<牛乳・鶏卵のメラミン分析>
メラミンは本来食品に添加するような物質ではありませんが、タンパク質やアミノ酸などの含有量を多く見せかける目的で、牛乳や家畜飼料に混入させる事件がありました。
メラミンが混入した家畜飼料を給餌することによって、牛乳や鶏卵にメラミンが含まれる可能性が指摘されています。
<米のDNA分析、カドミウム分析>
当センターではこれらの分析を行っていませんが、とりまとめて一括して業務提携している分析センターに外注します。 お早めにご相談下さい。 |
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ぎふクリーン農業関連業務 |
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ぎふクリーン農業制度の新規登録や登録更新時には残留農薬自主検査が必要となっており、当センターではその要件に適合した残留農薬分析を実施しています。
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調査研究業務 |
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岐阜県農産物の機能性に着目した調査研究を、岐阜県内の大学と共同で取り組みました。
・農産物の機能性と生産流通条件の関係解析
・農産物の機能性成分の探索及び機能性の評価
・農産物の機能性を活かした食品開発
生産流通販売の課題の顕在化とその解決策の構築について、岐阜大学と共同で取り組みました。
・岐阜県産青果物の生産流通販売の改善に向けた実証論的研究
農薬の環境への影響調査について、岐阜県農業技術センターと共同で取り組みました。
・病害虫防除及び除草目的に使用された農薬の環境への影響調査
令和2年度から業務カイゼン調査研究事業として、幅広いニーズに対応できるように、一斉分析法の改良、難分析成分の分析法の開発に取り組んでいます。
また、令和3年度からは固形培地耕栽培に対応した病害虫防除対策技術研究事業としまして、岐阜県農業技術センターと共同で取り組んでいます。
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その他業務 |
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<視察研修の受け入れ、研修会への出講>
農畜産物・食品の安全性の確保、安心感の向上や、良品質農畜産物に関する情報提供、啓発を目的として、視察研修の受け入れや、研修会への出講に対応しています。
農業生産者に対しては、農薬の適切な使用と、安全安心な農作物の提供に際し考慮すべきことなどの情報提供を行っており、農薬の残留事故を未然に防ぐことにつなげていただいています。
一般の消費者に対しては、農業資材として有用な農薬は適切に使用されると残留基準値を超えることはなく安全なもので、必要以上に危険視することのないよう、農薬に関する正しい情報を提供しています。
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